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電気代が高い都市ランキング【家計調査】全52市

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2023〜2025年平均 家計調査

No.1

福井市

電気代の年間支出は3か年平均で215,694円。全国平均149,965円より65,729円多い。

使ったデータ
総務省 家計調査(二人以上の世帯)
集計期間
2023〜2025年の3か年平均
対象
県庁所在市・政令市 52市
全国平均
149,965円・4,823kWh

この記事の要点

  • 1位は福井市の215,694円。2位富山市203,653円、3位松江市197,957円。
  • 上位5市(福井・富山・松江・山形・金沢)は前回(2022〜2024年平均)と同じ順位。電気の使用量(kWh)でも5市とも5位以内。
  • 52位は北九州市の111,439円。1位の福井市は北九州市の約1.9倍。

総務省統計局の「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」から、電気代の1世帯当たり年間支出金額を52市で並べました。数字は2023〜2025年の3か年平均で、二人以上の世帯が対象です。同じ表にある電気の使用量(kWh)もあわせて載せます。

上位10位を棒グラフで比べる

単位:円

1福井市215,694
2富山市203,653
3松江市197,957
4山形市196,159
5金沢市194,909
6福島市179,923
7鳥取市174,581
8山口市174,077
9青森市171,061
10高松市170,979

電気代の年間支出 都市別ランキング 全52市

2023〜2025年の3か年平均で、52市すべてを並べました。

順位都市年間支出(円)前回順位
1福井市215,6941位
2富山市203,6532位
3松江市197,9573位
4山形市196,1594位
5金沢市194,9095位
6福島市179,9236位
7鳥取市174,58110位
8山口市174,0777位
9青森市171,0618位
10高松市170,97913位
11徳島市170,7449位
12秋田市167,03615位
13盛岡市166,88812位
14岐阜市166,38111位
15広島市164,78914位
16水戸市163,28216位
17新潟市157,21717位
18宇都宮市155,55018位
19札幌市154,60222位
20仙台市153,84723位
21静岡市153,25220位
22和歌山市150,77819位
23高知市150,59326位
24佐賀市149,44632位
25岡山市148,67521位
26浜松市147,29324位
27松山市147,21025位
28川崎市146,12031位
29さいたま市144,56527位
30相模原市143,54834位
31堺市143,32928位
32長野市141,93030位
33甲府市140,53037位
34大津市140,52729位
35那覇市138,84838位
36奈良市138,25535位
37名古屋市138,07236位
38前橋市136,41733位
39横浜市136,20643位
40東京都区部136,06041位
41大分市135,47739位
42大阪市134,72640位
43鹿児島市132,92245位
44津市132,22642位
45千葉市131,84944位
46熊本市131,47047位
47京都市130,90046位
48宮崎市117,79748位
49長崎市117,56149位
50福岡市117,39450位
51神戸市115,32052位
52北九州市111,43951位

1世帯当たりの年間支出金額(二人以上の世帯)で、2023年・2024年・2025年の3か年平均です。ガス代や灯油は別の品目で、この表には入りません。前回順位は2022〜2024年平均の順位です。全国平均は149,965円です。

なぜ福井市が電気代1位なのか

1kWhの単価が高いのではなく、使う量が多い街です。

01

北陸は電気を使う量が全国一

環境省の調査(2023年度)では、世帯当たりの年間電気消費量は北陸が5,300kWhで、10地方の最多です。全国は3,911kWhです。

出典:環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」(令和5年度確報)
02

北陸の家は広い

2023年の専用住宅の1住宅当たり延べ面積は、富山県が138.77㎡で全国1位、福井県が135.66㎡で2位です。全国は90.86㎡です。

出典:福井県「令和5年住宅・土地統計調査」概要
03

家の広さと電気の購入量が連動する

福井県は、電気の購入量と延べ面積の相関係数を0.76と示しました。家が大きく部屋数が多いため、照明やエアコンなどの家電が大型化し、数も多くなると分析しています。

出典:福井県 統計調査課通信 2023年7月号
04

電気代の上位の市は都市ガスの支出が少ない

都市ガスの支出は、福井市が51位(10,616円)、山形市が48位、松江市が46位、金沢市が44位です。都市ガス1位の大阪市は77,510円で、電気代は42位です。

出典:盛岡市掲載 統計局表「食料以外 2023年〜2025年平均」
05

灯油の支出が多い札幌市は電気代19位

灯油の支出は青森市92,401円、札幌市71,654円、秋田市63,003円が1〜3位です。寒さの厳しい札幌市でも、電気代は19位です。

出典:盛岡市掲載 統計局表「食料以外 2023年〜2025年平均」
06

北陸電力は2023年の値上げ幅が最大

2023年に規制料金の値上げを申請した7社で、査定後の原価改定率は北陸電力の39.7%が最大でした。東北電力は21.9%、中国電力は26.1%です。

出典:電力・ガス取引監視等委員会事務局「特定小売供給約款の変更認可申請に係る補正について」(2023年5月17日)

上位10位の顔ぶれ

上位10市を、使用量(kWh)の順位と気象庁の平年値(1991〜2020年)とあわせて並べました。月あたり・1kWhあたりは公表値から編集部が計算した値です。

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1

福井市

使用量も1位
福井駅前に立つ恐竜(フクイラプトル)の像
福井駅前に立つ恐竜(フクイラプトル)の像写真:Eight heads serpent/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
年間支出(3か年平均)215,694円

福井市の3か年平均は215,694円で、使用量も年7,566kWhで1位です。前回の210,115円から5,579円増えました。

福井県は購入量が多い理由として「家が大きく、部屋数が多いことから、照明、エアコン等の家電が大型化、また数が多くなる等の理由が考えられます」と分析しています。同県の資料では、2022年の月別支出は8〜9月より1〜4月のほうが高くなっています。気象庁の平年値で、年間降雪は186cmです。

前回順位
1位
使用量(年)
7,566kWh・1位
月あたり(編集部の計算)
約17,975円
1kWhあたり(編集部の計算)
約28.5円

裏付け・背景

2

富山市

前回と同じ2位
富山市の富岩運河環水公園
富山市の富岩運河環水公園写真:えむかとー/Public domain(Wikimedia Commons)
年間支出(3か年平均)203,653円

富山市の3か年平均は203,653円で、使用量も6,978kWhで2位です。前回の201,088円から2,565円増えました。

富山県は「北陸三県を含む日本海側で電気代の支出額が大きくなっています」と紹介しています。気象庁の平年値で、年平均気温は14.5℃、年間降雪は253cmです。

前回順位
2位
使用量(年)
6,978kWh・2位
月あたり(編集部の計算)
約16,971円
1kWhあたり(編集部の計算)
約29.2円

裏付け・背景

3

松江市

中国地方で最上位
松江市の松江城の天守
松江市の松江城の天守写真:663highland/CC BY 2.5(Wikimedia Commons)
年間支出(3か年平均)197,957円

松江市の3か年平均は197,957円で、前回の197,936円とほぼ同じ額です。使用量は6,401kWhで4位、中国地方の市では最上位です。

気象庁の平年値で、年平均気温は15.2℃、1月は4.6℃、年間降雪は68cmです。

前回順位
3位
使用量(年)
6,401kWh・4位
月あたり(編集部の計算)
約16,496円
1kWhあたり(編集部の計算)
約30.9円

裏付け・背景

4

山形市

東北で最上位
年間支出(3か年平均)196,159円

山形市の3か年平均は196,159円で、東北の市では最上位です。前回の190,800円から5,359円増えました。

編集部の計算では1kWhあたり約32.0円で、上位10市の中では福島市に次いで高い値です。気象庁の平年値で、1月の平均気温は−0.1℃、年間降雪は285cmです。

前回順位
4位
使用量(年)
6,134kWh・5位
月あたり(編集部の計算)
約16,347円
1kWhあたり(編集部の計算)
約32.0円

裏付け・背景

5

金沢市

使用量は3位
年間支出(3か年平均)194,909円

金沢市の3か年平均は194,909円です。使用量は6,691kWhで3位と、金額より使用量の順位が高い市です。

編集部の計算では1kWhあたり約29.1円で、全国の約31.1円を下回ります。気象庁の平年値で、年間降雪は157cmです。

前回順位
5位
使用量(年)
6,691kWh・3位
月あたり(編集部の計算)
約16,242円
1kWhあたり(編集部の計算)
約29.1円

裏付け・背景

6

福島市

前回と同じ6位
年間支出(3か年平均)179,923円

福島市の3か年平均は179,923円で、前回と同じ6位です。使用量は5,577kWhで10位になります。

編集部の計算では1kWhあたり約32.3円で、上位10市の中でいちばん高い値です。気象庁の平年値で、年平均気温は13.4℃、年間降雪は122cmです。

前回順位
6位
使用量(年)
5,577kWh・10位
月あたり(編集部の計算)
約14,994円
1kWhあたり(編集部の計算)
約32.3円

裏付け・背景

7

鳥取市

前回10位から上昇
年間支出(3か年平均)174,581円

鳥取市の3か年平均は174,581円で、前回の10位から7位に上がりました。使用量は5,698kWhで7位です。気象庁の平年値で、年平均気温は15.2℃、年間降雪は140cmです。

前回順位
10位
使用量(年)
5,698kWh・7位
月あたり(編集部の計算)
約14,548円
1kWhあたり(編集部の計算)
約30.6円
8

山口市

7位の鳥取市と504円差
年間支出(3か年平均)174,077円

山口市の3か年平均は174,077円で、前回の7位から8位になりました。使用量は5,636kWhで9位です。気象庁の平年値で、年間降雪は26cmと上位10市では少ないほうです。

前回順位
7位
使用量(年)
5,636kWh・9位
月あたり(編集部の計算)
約14,506円
1kWhあたり(編集部の計算)
約30.9円

裏付け・背景

9

青森市

降雪はTOP10最多
年間支出(3か年平均)171,061円

青森市の3か年平均は171,061円で、使用量は5,383kWhで13位です。前回は8位でした。

気象庁の平年値で年間降雪は567cmと、上位10市の中で最も多い数字です。年平均気温は10.7℃、1月は−0.9℃です。

前回順位
8位
使用量(年)
5,383kWh・13位
月あたり(編集部の計算)
約14,255円
1kWhあたり(編集部の計算)
約31.8円

裏付け・背景

10

高松市

温暖な都市で10位
年間支出(3か年平均)170,979円

高松市の3か年平均は170,979円で、前回の13位から10位に上がりました。使用量は5,680kWhで8位です。

気象庁の平年値で年平均気温は16.7℃、年間降雪は1cm、8月の平均気温は28.6℃です。上位10市で年間降雪が10cmに届かないのは高松市だけです。

前回順位
13位
使用量(年)
5,680kWh・8位
月あたり(編集部の計算)
約14,248円
1kWhあたり(編集部の計算)
約30.1円

裏付け・背景

数字で深読み

表の金額・使用量と、同じ統計局表のガス・灯油の値から編集部が計算しました。

約1.9倍

1位福井市と52位北九州市の差

215,694円÷111,439円で約1.9倍です。差額は104,255円になります。

65,729円

福井市と全国平均の差

215,694円−149,965円です。月あたりでは約5,477円の差です。

約1.9倍

使用量の差(福井市と千葉市)

福井市7,566kWh÷千葉市3,963kWhで約1.9倍です。金額の差とほぼ同じ倍率になります。

約0.9円

1kWhあたりの差(福井市と北九州市)

福井市は約28.5円、北九州市は111,439円÷4,044kWhで約27.6円です。電気代の差は、単価より使う量の差から生まれています。

約79%

福井市の4品目に占める電気代

電気・都市ガス・プロパンガス・灯油の合計271,482円のうち、電気代が215,694円です。山形市は合計286,842円で、電気代の割合は約68%です。

約1.45倍

福井市と神戸市の4品目合計の差

電気代だけなら約1.87倍ですが、4品目合計では271,482円÷187,713円で約1.45倍に縮まります。神戸市は都市ガスが67,655円です。

電気代・使用量は家計調査の2023〜2025年平均です。都市ガス・プロパンガス・灯油は統計局の同ランキング(食料以外)の値です。4品目合計は統計局の「光熱・水道」合計ではなく、編集部が4品目を足した値です。

電気代の小ネタ

小ネタ

値上げ前の北陸電力は7社で最安

2022年11月のモデル世帯(30A・400kWh/月)の料金は、北陸電力が11,155円で、値上げを申請した7社の中で最安でした。査定後の試算は15,879円で、約1.42倍です(国の負担軽減策などを含まない額)。

出典:電力・ガス取引監視等委員会事務局「特定小売供給約款の変更認可申請に係る補正について」(2023年5月17日)

小ネタ

電気代が安い5市のうち4市が九州

48位宮崎市・49位長崎市・50位福岡市・52位北九州市が九州です。もう1市は51位の神戸市です。

出典:総務省統計局「家計調査」品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング

小ネタ

北海道は電気を全国より使わない

北海道の世帯当たり電気消費量は3,747kWhで、全国の3,911kWhを下回ります。暖房は灯油が中心で、札幌市の灯油代は71,654円で52市の2位です。

出典:環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査」(令和5年度確報)

小ネタ

プロパンガスは神戸市が671円で最少

プロパンガスの1位は高知市の42,101円、52位は神戸市の671円です。

出典:盛岡市掲載 統計局表「食料以外 2023年〜2025年平均」

小ネタ

北陸は電気の支払額も10地方で最多

環境省の調査(2023年度)では、世帯当たりの年間の電気の支払額は北陸が14.84万円で最多です。全国は11.05万円、九州は9.84万円、近畿は9.51万円です。

出典:環境省「家庭のエネルギー事情を知る」

月あたり・1kWhあたりで見る(編集部の計算値)

公表値の年額を12で割った額と、年額を年間使用量で割った額です。統計局の公表値ではありません。

福井・富山・金沢の北陸3市は、編集部の計算で1kWhあたり約28.5〜29.2円となり、全国の約31.1円より低くなります。それでも年額が上位なのは、使用量が多いためです。

北陸電力の従量電灯(B・C)の電力量料金単価(1kWhあたり)は、2026年10月25日時点の同社ページで、最初の120kWhまで30.86円、120〜300kWhが34.75円、300kWh超が36.46円です(消費税等相当額込み、燃料費調整額は別)。松江・鳥取・山口がある中国地方では、中国電力が2026年9月28日に、託送料金の見直しを2026年11月1日から契約中のすべての顧客の電気料金に反映すると発表しました。

都市月あたり(円)1kWhあたり(円)
福井市17,97528.5
富山市16,97129.2
松江市16,49630.9
山形市16,34732.0
金沢市16,24229.1
福島市14,99432.3
鳥取市14,54830.6
山口市14,50630.9
青森市14,25531.8
高松市14,24830.1
全国12,49731.1
神戸市9,61028.7

いずれも編集部の計算値(年額÷12、年額÷年間kWh)で、四捨五入しています。神戸市は51位、使用量4,017kWhで計算しました。

このランキングの数字の読み方

光熱費全体ではなく、電気代だけの支払額です。

  • 二人以上の世帯のみ
  • ガス代・灯油は別品目
  • 深夜電力は2020年に統合
  • 52市で比べる(県単位ではない)

暖房や給湯を電気でまかなうか、ガスや灯油でまかなうかで電気代は変わります。このため「光熱費全体」のランキングとは順位が一致しません。

集計期間のうち2023年1〜9月使用分には、国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による値引きがありました。東京電力の案内では、低圧の値引きは1〜8月使用分が1kWhあたり7円、9月使用分が3.5円です。2020年1月の改定で深夜電力電気代と他の電気代が統合され、「電気代」の一品目になりました。

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よくある質問

電気代がいちばん高い都市は?

福井市です。2023〜2025年平均で1世帯当たり年間215,694円(全国149,965円)。使用量も7,566kWhで1位で、前回(2022〜2024年平均)も1位でした。

福井や北陸の電気代はなぜ高い?

福井県は、家が大きく部屋数が多いため照明やエアコンなどの家電が大型化し、数も多くなることを、電気の購入量が多い理由に挙げています。富山県も「北陸三県を含む日本海側で電気代の支出額が大きく」なっていると紹介しています。

電気代がいちばん安い都市は?

52位は北九州市の111,439円です。51位神戸市、50位福岡市、49位長崎市、48位宮崎市と続きます。

電気の使用量が多い都市は?

使用量(kWh)の1位も福井市で7,566kWhです。2位富山市6,978kWh、3位金沢市6,691kWh。全国は4,823kWhで、最も少ないのは千葉市の3,963kWhです。

ランキングの電気代に一人暮らしは入る?

入りません。対象は二人以上の世帯で、1世帯当たりの年間支出額です。

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データの出典

最終更新:2026年10月25日

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