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雪の多い都市ランキング 県庁所在地の年間降雪量

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気象庁 平年値 1991〜2020年

No.1

青森市

年間の降雪量の平年値は567cmで、2位札幌市(479cm)より88cm多いです。

使ったデータ
気象庁 平年値「降雪の深さ合計(年)」
統計期間
1991〜2020年の30年平均
対象
県庁所在地45地点(さいたま・大津は順位外)
確認日
2026年10月26日

この記事の要点

  • 県庁所在地で雪がいちばん多いのは青森市で、年間567cmです。
  • 2位札幌市479cm、3位山形市285cmと、上位10都市はすべて北日本・日本海側・甲信です。
  • 45都市の中央値は9cmで、半数を超える23都市は10cm未満です。東京は8cmです。

気象庁の平年値(1991〜2020年)から「降雪の深さ合計(年)」を取り出し、県庁所在地の観測地点を雪の多い順に並べました。降雪の深さは、新しく積もった雪の量を合計した値です。さいたま市と大津市は平年値がないため順位から外し、県内の気象台の値を参考に別記しています。

上位10位を棒グラフで比べる

単位:cm

1青森市567
2札幌市479
3山形市285
4秋田市273
5富山市253
6盛岡市209
7福井市186
8長野市163
9金沢市157
10鳥取市140

雪の多い都市ランキング 県庁所在地45地点

年間の降雪量(平年値)の多い順です。同じ値は同率にしました。

順位都市年間降雪量(cm)観測地点
1青森市567青森
2札幌市479札幌
3山形市285山形
4秋田市273秋田
5富山市253富山
6盛岡市209盛岡
7福井市186福井
8長野市163長野
9金沢市157金沢
10鳥取市140鳥取
11新潟市139新潟
12福島市122福島
13松江市68松江
14仙台市59仙台
15岐阜市34岐阜
16山口市26山口
17甲府市23甲府
18前橋市19前橋
19宇都宮市18宇都宮
20京都市15京都
21水戸市12水戸
21名古屋市12名古屋
23横浜市9横浜
24東京8東京
24広島市8広島
26千葉市7千葉
27津市6津
28奈良市5奈良
29佐賀市4佐賀
29長崎市4長崎
31徳島市2徳島
31福岡市2福岡
31鹿児島市2鹿児島
34大阪市1大阪
34神戸市1神戸
34和歌山市1和歌山
34岡山市1岡山
34高松市1高松
34松山市1松山
34高知市1高知
34熊本市1熊本
34大分市1大分
43静岡市0静岡
43宮崎市0宮崎
43那覇市0那覇

値は気象庁の平年値(1991〜2020年)の「降雪の深さ合計(年)」で、観測地点1か所の値です。市全体の平均ではありません。静岡・宮崎・那覇の「0」は気象庁の記号で、量はあるが1に足りないという意味です。雪が降らないという意味ではありません。さいたま市・大津市は降雪の平年値がなく(記号「///」)、順位に入れていません。

なぜ青森市が県庁所在地で雪がいちばん多いのか

気象庁と青森地方気象台の説明、平年値の数字から背景を見ます。

01

冬型の気圧配置と日本海が雪雲をつくる

冬は北西の季節風が強く吹きます。冷たく乾いた風が暖かい日本海を渡る間に、海面から熱と水蒸気を受けて雪雲ができます。雪雲は山地にぶつかって上昇し、山沿いに大量の雪を降らせます。

出典:気象庁「東北地方の冬の天候の特徴」
02

山を越えた風は乾く

東北地方では、季節風が奥羽山脈を越えるときに乾くため、太平洋側の平野部は晴れることが多いと気象庁は説明しています。上位10都市のうち9都市が日本海側か北日本で、東京8cm・名古屋12cm・大阪1cmは下位です。

出典:気象庁「東北地方の冬の天候の特徴」
03

青森市は2つの風がぶつかる場所

青森地方気象台は、津軽半島から入る北西の風と津軽内陸からの南寄りの風が青森市付近でぶつかり、大雪になりやすいと説明しています。

出典:青森地方気象台「よくある質問と答え」
04

札幌・青森は雪の季節が長い

雪日数は札幌134.5日、青森119.5日です。青森は11月23cm、4月4cmと、雪の降る月が6か月あります。金沢の雪日数は73.9日です。

出典:気象庁 平年値(青森)1991〜2020年
05

県庁所在地は平野の都市

同じ県でも山沿いの地点は雪が多くなります。新潟市139cmに対して上越市の高田は413cm、青森市567cmに対して八甲田の酸ケ湯(標高890m)は1,706cmです。

出典:気象庁 平年値(高田)1991〜2020年
06

降る量と積もる深さは別

降雪の深さは、積雪計で測った積雪の深さの1時間ごとの差から求める、新しく積もった雪の量です。地面に残る雪の深さとは別の数字で、秋田は降雪273cmでも最深積雪は37cmです。

出典:青森地方気象台「よくある質問と答え」

上位10都市の顔ぶれ

上位10都市の合計は2,712cmで、45都市の合計の81.6%を占めます。

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1

青森市

唯一の500cm超え
青森市の排雪作業
青森市の排雪作業写真:掬茶/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
年間降雪量567cm

青森市の年間降雪量は567cmです。2位札幌市を88cm上回り、500cmを超えるのは青森市だけです。

最深積雪の平年値は101cm、雪日数は119.5日です。月別では1月195cm、12月143cm、2月141cmで、この3か月で479cm、年間の約84%が降ります。

最深積雪
101cm
雪日数
119.5日
1月の降雪
195cm
観測史上の最深積雪
209cm

裏付け・背景

金象 PCスノーカート S

金象 PCスノーカート S

浅香工業のポリカーボネート製の小型スノーダンプです。

2

札幌市

雪日数は最多
札幌市のさっぽろ雪まつり
札幌市のさっぽろ雪まつり写真:U.S. Navy photo by Petty Officer 2nd Class Matthew Fischer/Public domain(Wikimedia Commons)
年間降雪量479cm

札幌市は479cmで2位です。最深積雪は97cmで、1位青森市の101cmに迫ります。

雪日数は134.5日で、県庁所在地では最も多い数字です。1年の3分の1以上が雪の日です。

最深積雪
97cm
雪日数
134.5日
1位との差
−88cm

裏付け・背景

ポリカ・雪押くん(55cm) コンパル

ポリカ・雪押くん(55cm) コンパル

家の前の雪を押して寄せる、幅55cmの雪押しです。

3

山形市

内陸の都市で3位
山形市・蔵王の樹氷
山形市・蔵王の樹氷写真:Suz-b/CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)
年間降雪量285cm

山形市は285cmで3位です。海に面していない内陸の都市で、秋田市や富山市を上回ります。

最深積雪は51cm、雪日数は105.7日です。

最深積雪
51cm
雪日数
105.7日

裏付け・背景

4

秋田市

降る割に積もらない
年間降雪量273cm

秋田市は273cmで4位です。ただし最深積雪は37cmで、降雪がおよそ半分の鳥取市と同じです。

最深積雪
37cm
雪日数
108.9日

裏付け・背景

5

富山市

北陸3県で最多
年間降雪量253cm

富山市は253cmです。北陸3県の県庁所在地では最も多く、福井市186cm、金沢市157cmが続きます。

最深積雪
51cm
雪日数
71.8日

裏付け・背景

6

盛岡市

東北太平洋側で最多
年間降雪量209cm

盛岡市は209cmです。東北の太平洋側3県(岩手・宮城・福島)の県庁所在地では最も多くなります。

最深積雪
36cm
雪日数
111.0日

裏付け・背景

7

福井市

積雪の深さは5位
年間降雪量186cm

福井市は186cmです。最深積雪は48cmで、こちらは5位に上がります。

最深積雪
48cm
雪日数
69.2日

裏付け・背景

8

長野市

甲信で唯一のTOP10
年間降雪量163cm

長野市は163cmです。上位10都市で、北日本と北陸・山陰以外から入ったのは長野市だけです。

最深積雪
33cm
雪日数
85.6日

裏付け・背景

9

金沢市

北陸で3番目
年間降雪量157cm

金沢市は157cmで、北陸3県の県庁所在地では3番目です。最深積雪は32cm、雪日数は73.9日です。

最深積雪
32cm
雪日数
73.9日

裏付け・背景

10

鳥取市

中四国・九州で最多
年間降雪量140cm

鳥取市は140cmで、中国・四国・九州の県庁所在地では最も多い都市です。11位の新潟市(139cm)とは1cm差です。

最深積雪
37cm
雪日数
54.7日

裏付け・背景

数字で深読み

気象庁の平年値から、編集部が計算しました。

約71倍

青森市と東京の差

567cm÷8cmで約70.9倍です。大阪の1cmと比べると567倍ですが、大阪の「1」は四捨五入した値なので目安です。

81.6%

上位10都市のシェア

上位10都市の合計2,712cm÷45都市の合計3,325cmです。

9cm

45都市の中央値

23位横浜市の値です。平均は約73.9cmで、平均を上回るのは12都市だけです。

約5.2倍

山形市と肘折の差

同じ山形県の肘折1,469cm÷山形市285cmです。青森市と酸ケ湯、新潟市と高田はどちらも約3.0倍でした。

0.26

鳥取市の最深積雪÷降雪

37cm÷140cmで、上位10都市で最も大きい比です。札幌0.20、青森0.18、秋田0.14と比べると、降った量に対して積もる深さが大きい数字です。

0都市

上位10の関東・東海・近畿・四国・九州

上位10都市は北海道・東北5、北陸3、甲信1、山陰1でした。

値はすべて気象庁の平年値(1991〜2020年)です。平均と中央値は順位表の45地点で計算し、参考の熊谷・彦根は入れていません。最深積雪÷降雪の比は、同じ地点の「最深積雪(年)」と「降雪の深さ合計(年)」の平年値で計算しました。

雪の小ネタ

小ネタ

青森市は1冬で12m超の年がある

1986寒候年(1985〜86年の冬)の降雪の深さ合計は1,263cmでした。平年値567cmの2倍以上です。

出典:気象庁 観測史上1〜10位の値(青森)

小ネタ

日本一の積雪は伊吹山の11m82cm

最深積雪の歴代全国1位は、滋賀県の伊吹山の1,182cm(1927年2月14日)です。観測はすでに廃止されています。いま観測している地点の1位は酸ケ湯の566cm(2013年2月26日)です。

出典:気象庁 歴代全国ランキング(最深積雪)

小ネタ

酸ケ湯は積雪計を取り替えた

2013年に積雪が測れる上限の約6mに近づき、同じ年の11月に800cmまで測れる機器に替えました。積雪深計は地上約8mの高さにあります。

出典:青森地方気象台「あおもりゆきだより2019 第4号」

小ネタ

最深積雪トップ20の9地点は新潟県

歴代全国ランキング上位20地点のうち、守門・津南・十日町・高田・小出・関山・湯沢・安塚・能生の9地点が新潟県です。

出典:気象庁 歴代全国ランキング(最深積雪)

小ネタ

京都は雪が少ないのに雪の日が多い

京都の降雪は15cmで20位です。それでも雪日数は44.5日あり、東京の8.5日の約5倍です。最深積雪の平年値は7cmで、積もる量は多くありません。

出典:気象庁 平年値(京都)1991〜2020年

小ネタ

国土の約半分は豪雪地帯

豪雪地帯は国土の面積の約51%を占め、総人口の約15%が住んでいます。

出典:国土交通省「豪雪地帯対策」

みんなの声

雪の多い札幌市・青森市が公開している住民アンケートから、雪との暮らしの声をまとめました。

札幌市 除排雪への不満

51.1%

無作為抽出の郵送調査・回答1,215件・2025年5月21日〜6月13日実施時点

出典:札幌市「持続可能な雪対策の実現に向けたアンケート」分析資料

札幌市 除排雪への満足

15.0%

同じ調査・どちらとも言えない33.2%・2025年5月21日〜6月13日実施時点

出典:札幌市「持続可能な雪対策の実現に向けたアンケート」分析資料

青森市 住みにくい理由に冬の暮らし

80.4%

令和7年度市民意識調査・2025年5月9〜31日実施時点

出典:青森市「令和7年度 青森市民意識調査 報告書」

調査の結果

強化してほしいのは生活道路の除排雪

札幌市のアンケートでは、3回の調査すべてで生活道路の除排雪が1位でした。無作為調査では34.7%です。

出典:札幌市「持続可能な雪対策の実現に向けたアンケート」分析資料

調査の結果

冬の困りごとは見通しと光熱費

札幌市の無作為調査で、道路や交差点の見通しの悪さが24.1%、光熱費が23.7%でした。雪かきの体の負担は13.7%です。

出典:札幌市「持続可能な雪対策の実現に向けたアンケート」分析資料

気になる声

家の前に残る置き雪

札幌市の自由記載では「除雪」が最も多い語で、置き雪の処理の大変さが代表的な声として挙がっています。

出典:札幌市「持続可能な雪対策の実現に向けたアンケート」分析資料

気になる声

つるつる路面が危ない

札幌市の無作為調査で、つるつる路面対策の強化を望む声は20.2%で2位でした。自由記載には、凍った歩道が高齢者や障がいのある人には危ないという声もあります。

出典:札幌市「持続可能な雪対策の実現に向けたアンケート」分析資料

気になる声

青森市には除雪の要望が1年で1万8千件超

令和7年度の市民相談24,314件のうち、除雪の要望が18,310件でした。

出典:青森市「雪ミーティング資料」(令和8年7月)

よく見かける声

雪は観光の目玉にもなる

第76回さっぽろ雪まつりの来場者は253万9千人で、コロナ禍以降で最多と報じられました。

出典:北海道新聞デジタル(2026年2月11日)

公開されている口コミ・レビュー・調査を編集部が読んで要約したもので、感じ方には個人差があります。順位の計算には使っていません。

さいたま市・大津市の扱い

2つの県庁所在地は、雪の平年値がありません。県内の気象台の値を参考に載せます。

  • さいたま → 熊谷 16cm
  • 大津 → 彦根 81cm
県参考地点年間降雪量順位に入れた場合
埼玉県熊谷16cm20位相当
滋賀県彦根81cm13位相当

アメダス「さいたま」「大津」は、降雪・積雪の平年値が記号「///」(資料年数0)です。参考地点は熊谷地方気象台・彦根地方気象台で、平年値(1991〜2020年)の値です。熊谷は最深積雪9cm・雪日数17.7日、彦根は最深積雪26cm・雪日数49.3日です。2地点は順位表と平均・中央値の計算には入れていません。

県庁所在地以外の豪雪地点(参考)

豪雪地として知られる地点を個別に開いて確認した値です。全国の全地点を並べた順位ではありません。

同じ県の中で比べると、酸ケ湯は青森市の約3.0倍、高田は新潟市の約3.0倍、肘折は山形市の約5.2倍の雪が降ります。

地点都道府県年間降雪量最深積雪
酸ケ湯青森県1,706cm///
肘折山形県1,469cm321cm
倶知安北海道921cm183cm
岩見沢北海道664cm120cm
旭川北海道557cm89cm
留萌北海道546cm90cm
高田新潟県413cm96cm
若松福島県328cm59cm

個別に確認した地点の参考値で、全国順位ではありません。値は気象庁の平年値(1991〜2020年)です。酸ケ湯(標高890m)は最深積雪の年の欄が記号「///」で、月別の最大は2月の373cmです。高田は新潟県上越市、若松は福島県会津若松市にある地点です。

降雪量のデータの読み方

降雪量は積雪の深さとは別の数字です。比べる前に定義を押さえておきます。

  1. 降雪の深さは、積雪計で測った積雪の深さの1時間前との差を合計した値です。地面に残っている雪の深さ(積雪の深さ)とは違います。
  2. 平年値は1991〜2020年の30年平均です。特定の冬の降雪量ではありません。
  3. どの都市も観測地点1か所の値です。同じ市内でも山間部はもっと多く降ります。
  4. 表の「0」は量はあるが1に足りない、「--」は現象なし、「///」は値が求められないという気象庁の記号です。
  5. 雪日数は地点によって統計期間が違います。千葉・山口は2010〜2020年、宇都宮・前橋は1991〜2019年です。

よくある質問

県庁所在地でいちばん雪が多いのは?

青森市です。年間の降雪の深さの平年値は567cmで、2位の札幌市(479cm)より88cm多くなっています。

東京の年間降雪量は?

平年値で8cmです。青森市の約71分の1にあたります。

日本海側に雪が多いのはなぜ?

冬は大陸から冷たく乾いた北西の季節風が吹き、日本海を渡る間に海面から熱と水蒸気を受けて雪雲ができます。雪雲が山地にぶつかって上昇し、大雪を降らせます。山を越えた風は乾くため、太平洋側は晴れが続きます。

日本でいちばん雪が積もった記録は?

最深積雪の歴代1位は滋賀県の伊吹山の1,182cm(1927年2月14日)で、観測は廃止されています。いま観測している地点では、青森県の酸ケ湯の566cm(2013年2月26日)が1位です。

降雪量と積雪量の違いは?

降雪の深さは、一定期間に新しく積もった雪の量です。1時間ごとの積雪の深さの差を合計します。積雪の深さは、地面に積もっている雪の深さそのものです。

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データの出典

最終更新:2026年10月26日

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