No.1
東京都
外国人延べ宿泊者数は60,115,730人泊です。全国の約3分の1が東京都に集まりました。
この記事の要点
- 1位は東京都の60,115,730人泊です。2位大阪府24,517,740人泊、3位京都府18,291,230人泊で、上位4位は前年と同じ並びでした。
- 全国の外国人延べ宿泊者数は179,922,130人泊で過去最高です。前年比+9.4%、2019年比+55.6%でした。
- 伸び率の1位は鳥取県の+72.0%です。三大都市圏8都府県の+5.1%に対し、地方部は+19.1%伸びました。
観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年・確定値、2026年7月6日公表)から、外国人延べ宿泊者数を47都道府県すべて多い順に並べました。延べ宿泊者数は「人数×泊数」で、1人が3泊すれば3人泊と数えます。表には2024年確定値と前年比、前年順位も載せています。
上位10位を棒グラフで比べる
単位:人泊
外国人延べ宿泊者数 都道府県ランキング 全47位(2025年)
2025年確定値の多い順です。同じ値の県はありません。
| 順位 | 都道府県 | 2025年(人泊) | 2024年(人泊) | 前年比 | 前年順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 60,115,730 | 56,803,870 | +5.8% | 1位 |
| 2 | 大阪府 | 24,517,740 | 25,393,930 | -3.5% | 2位 |
| 3 | 京都府 | 18,291,230 | 16,938,020 | +8.0% | 3位 |
| 4 | 北海道 | 13,302,640 | 10,311,760 | +29.0% | 4位 |
| 5 | 沖縄県 | 9,211,700 | 6,938,830 | +32.8% | 6位 |
| 6 | 福岡県 | 8,421,130 | 7,386,030 | +14.0% | 5位 |
| 7 | 神奈川県 | 4,927,440 | 4,420,400 | +11.5% | 7位 |
| 8 | 愛知県 | 4,859,630 | 3,905,130 | +24.4% | 9位 |
| 9 | 千葉県 | 4,375,880 | 4,407,820 | -0.7% | 8位 |
| 10 | 山梨県 | 2,750,510 | 2,554,720 | +7.7% | 10位 |
| 11 | 長野県 | 2,508,350 | 2,339,720 | +7.2% | 11位 |
| 12 | 静岡県 | 2,228,930 | 1,885,580 | +18.2% | 15位 |
| 13 | 石川県 | 2,142,820 | 2,199,860 | -2.6% | 12位 |
| 14 | 広島県 | 2,115,650 | 1,958,170 | +8.0% | 13位 |
| 15 | 岐阜県 | 2,004,510 | 1,928,680 | +3.9% | 14位 |
| 16 | 兵庫県 | 1,991,650 | 1,505,800 | +32.3% | 17位 |
| 17 | 熊本県 | 1,762,050 | 1,471,730 | +19.7% | 18位 |
| 18 | 大分県 | 1,491,590 | 1,568,820 | -4.9% | 16位 |
| 19 | 香川県 | 1,127,070 | 906,740 | +24.3% | 19位 |
| 20 | 宮城県 | 1,005,110 | 776,630 | +29.4% | 21位 |
| 21 | 和歌山県 | 877,270 | 787,900 | +11.3% | 20位 |
| 22 | 新潟県 | 848,870 | 528,520 | +60.6% | 24位 |
| 23 | 長崎県 | 764,760 | 643,260 | +18.9% | 22位 |
| 24 | 鹿児島県 | 708,960 | 620,050 | +14.3% | 23位 |
| 25 | 岡山県 | 678,870 | 514,000 | +32.1% | 25位 |
| 26 | 愛媛県 | 580,850 | 452,210 | +28.4% | 27位 |
| 27 | 青森県 | 542,880 | 413,280 | +31.4% | 29位 |
| 28 | 奈良県 | 520,130 | 399,920 | +30.1% | 30位 |
| 29 | 栃木県 | 475,800 | 481,390 | -1.2% | 26位 |
| 30 | 岩手県 | 449,750 | 386,400 | +16.4% | 31位 |
| 31 | 富山県 | 386,900 | 250,370 | +54.5% | 36位 |
| 32 | 三重県 | 380,310 | 241,130 | +57.7% | 37位 |
| 33 | 群馬県 | 360,270 | 432,480 | -16.7% | 28位 |
| 34 | 福島県 | 359,730 | 324,060 | +11.0% | 33位 |
| 35 | 山形県 | 312,560 | 256,130 | +22.0% | 35位 |
| 36 | 茨城県 | 312,000 | 277,530 | +12.4% | 34位 |
| 37 | 滋賀県 | 307,990 | 336,850 | -8.6% | 32位 |
| 38 | 埼玉県 | 280,350 | 227,690 | +23.1% | 39位 |
| 39 | 宮崎県 | 263,050 | 213,080 | +23.5% | 40位 |
| 40 | 佐賀県 | 251,600 | 229,300 | +9.7% | 38位 |
| 41 | 徳島県 | 230,080 | 173,660 | +32.5% | 41位 |
| 42 | 鳥取県 | 203,600 | 118,390 | +72.0% | 45位 |
| 43 | 山口県 | 162,210 | 125,530 | +29.2% | 43位 |
| 44 | 秋田県 | 148,340 | 119,610 | +24.0% | 44位 |
| 45 | 高知県 | 140,780 | 131,730 | +6.9% | 42位 |
| 46 | 島根県 | 114,300 | 83,710 | +36.5% | 47位 |
| 47 | 福井県 | 108,550 | 92,190 | +17.7% | 46位 |
前年比は観光庁資料の表記です。前年順位は2024年確定値(正誤表の訂正後)を編集部で並べ替えました。47都道府県の合計は179,922,120人泊で、全国値との差10人泊は10人泊単位の丸めによるものです。
なぜ東京都が外国人宿泊者数1位なのか
国籍別の泊まり先、宿の埋まり方、泊数の長さの3点から順位を読みます。
どの国の客も1位は東京都
国籍別の上位都道府県表では、中国・台湾・韓国・米国など8市場すべてで東京都が1位です。米国客は全国17,217,950人泊のうち8,408,140人泊(48.8%)が東京都に泊まりました。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査 報告書(2025年)」表11大阪府は客室稼働率78.6%で全国1位
大阪府の客室稼働率は78.6%で全国1位です。ビジネスホテル82.9%、シティホテル79.4%、簡易宿所73.6%も、それぞれ全国1位でした。外国人延べ宿泊者数は前年比-3.5%で、上位10位で減ったのは大阪府と千葉県だけです。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料新千歳・那覇へのアジアの便が増えた
JNTOは2025年12月の台湾の増加要因に、台南~那覇の新規就航と台北桃園~新千歳の増便を挙げています。豪州ではシドニー~新千歳、フィリピンではマニラ~新千歳の復便を挙げました。
出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)」報道発表資料(2026年1月21日)延べ宿泊は長く泊まる国の客ほど伸びる
延べ宿泊者数は人数×泊数なので、泊数が長い国の客ほど大きく数えられます。観光庁の調査では、平均泊数は米国12.0泊、豪州13.5泊、韓国4.0泊です。
出典:観光庁「インバウンド消費動向調査」2025年暦年(確報)概要地方部の伸びが三大都市圏を上回った
三大都市圏8都府県は11,936万人泊で+5.1%、地方部は6,056万人泊で+19.1%でした。伸び率で比べると、地方部は三大都市圏の3倍以上です。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料数えているのはホテル・旅館などの施設
調査の対象は、ホテル・旅館・簡易宿所・会社や団体の宿泊所などです。従業者10人以上の施設は全数、5〜9人は3分の1、0〜4人は9分の1を抜き出して推計しています。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料上位10都道府県の顔ぶれ
国籍別の順位は観光庁報告書の表11(従業者数10人以上の施設の集計)によります。
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東京都
全国の約3分の1
東京都は60,115,730人泊で、全国179,922,130人泊の約3分の1を占めました。前年比は+5.8%、2019年比は+104.8%で、コロナ前の約2倍です。
国籍別の集計では、中国・台湾・韓国・米国・香港・オーストラリア・タイ・シンガポールの8か国・地域すべてで、都道府県別の1位が東京都でした。中国客は9,179,420人泊、米国客は8,408,140人泊です。
裏付け・背景
- 2019年比は+104.8%です。客室稼働率は76.3%で全国2位、延べ宿泊者全体107,900,610人泊の55.7%が外国人でした。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
大阪府
2位を保つも前年割れ
大阪府は24,517,740人泊で2位です。前年の25,393,930人泊から3.5%減り、上位10位で前年を下回ったのは大阪府と千葉県の2府県でした。
近畿運輸局の集計では、大阪府に泊まった外国人の27.9%が中国からで最も多くなっています。中国客の宿泊は6,471,430人泊で、東京都に次ぐ全国2位です。
裏付け・背景
- 客室稼働率78.6%は全国1位です。ビジネスホテル・シティホテル・簡易宿所の稼働率も全国1位でした。出典:近畿運輸局「2025年(令和7年)宿泊旅行統計(確定値)」(2026年7月)
京都府
宿泊者の半分超が外国人
京都府は18,291,230人泊で、前年比+8.0%です。延べ宿泊者全体33,157,290人泊のうち約55.2%が外国人で、東京都(55.7%)とともに半分を超えました。
国籍別では中国が20.1%で最多です(近畿運輸局)。米国客の宿泊は2,361,300人泊で、東京都に次ぐ全国2位でした。
裏付け・背景
- 客室稼働率は66.8%で全国5位です。施設タイプ別では旅館が41.7%、シティホテルが77.5%でした。出典:近畿運輸局「2025年(令和7年)宿泊旅行統計(確定値)」(2026年7月)
- 2019年比は+52.1%です。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
北海道
1年で約300万人泊増北海道は13,302,640人泊です。前年の10,311,760人泊から29.0%増え、増加数は約299万人泊で東京都の約331万人泊に次ぎます。
台湾客の宿泊は2,403,820人泊で東京都に次ぐ全国2位です。韓国客も2,375,680人泊で全国4位に入りました。
裏付け・背景
- 前年比+29.0%、2019年比+51.1%です。客室稼働率は61.2%で全国10位でした。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
- 2025年12月には、台北桃園~新千歳の増便、シドニー~新千歳とマニラ~新千歳の復便がありました。出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)」報道発表資料(2026年1月21日)
沖縄県
福岡県を抜いて5位沖縄県は9,211,700人泊で、前年の6位から5位に上がりました。前年比+32.8%は上位10位で最も高い伸び率です。
台湾客の宿泊は2,017,950人泊で全国4位です。韓国・米国・香港の客でも全国5位に入りました。
裏付け・背景
- 2019年比は+18.8%で、上位6都道府県の中で最も小さい伸びです。客室稼働率は60.3%で全国13位でした。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
- 2025年12月に台南~那覇が新規就航しました。出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)」報道発表資料(2026年1月21日)
福岡県
韓国客は全国2位福岡県は8,421,130人泊で前年比+14.0%です。伸びは続いたものの、沖縄県に抜かれて5位から6位に下がりました。2019年比は+97.6%です。
韓国客の宿泊は2,883,440人泊で東京都に次ぐ全国2位となり、大阪府(2,835,280人泊)をわずかに上回りました。香港客も810,940人泊で全国2位です。
裏付け・背景
- 客室稼働率72.1%は全国3位です。2019年比+97.6%は、東京都・石川県・愛媛県に次ぐ大きさです。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
神奈川県
米国客は全国4位神奈川県は4,927,440人泊で、前年比+11.5%です。順位は前年と同じ7位でした。
米国客の宿泊は760,280人泊で、東京都・京都府・大阪府に次ぐ全国4位です。延べ宿泊者全体に占める外国人の割合は18.4%でした。
裏付け・背景
- 2019年比は+51.7%です。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
愛知県
千葉県を抜いて8位愛知県は4,859,630人泊で、前年比+24.4%です。前年の9位から8位に上がりました。
中国客の宿泊は1,272,190人泊で、東京都・大阪府・京都府・北海道に次ぐ全国5位でした。
裏付け・背景
- 客室稼働率は69.2%で全国4位です。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
- 2025年12月には、ハノイ~中部の増便がありました。出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)」報道発表資料(2026年1月21日)
千葉県
コロナ前を下回る千葉県は4,375,880人泊で前年比-0.7%です。愛知県に抜かれ、8位から9位に下がりました。
2019年比は-8.8%で、上位10位のうちコロナ前を下回ったのは千葉県だけです。タイ客の宿泊は全国4位、オーストラリア客は全国5位でした。
裏付け・背景
- リゾートホテルの客室稼働率78.2%は全国1位です。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
山梨県
前年と同じ10位山梨県は2,750,510人泊で、前年比+7.7%です。10位は前年と変わりません。
延べ宿泊者全体9,935,970人泊のうち約27.7%が外国人で、全国平均の27.2%とほぼ同じです。日本人を含めた延べ宿泊者数では17位でした。
裏付け・背景
- 2019年比は+33.8%です。出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
外国人の宿泊が多い都道府県に泊まる
PR数字で深読み
観光庁とJNTOの数字から編集部が計算しました。
33.4%
東京都の全国シェア
60,115,730人泊÷全国179,922,130人泊です。東京・大阪・京都の3都府で57.2%、上位10位で83.8%になります。
21.4%
全国の増加分のうち東京都
全国の増加15,459,530人泊のうち、東京都が3,311,860人泊です。北海道は19.3%、沖縄県は14.7%を占めました。
−876,190人泊
大阪府の前年差
24,517,740人泊−25,393,930人泊で計算しました。上位10位で減ったのは、大阪府と千葉県(−31,940人泊)です。
48.8%
米国客のうち東京都に泊まった割合
東京都の米国客8,408,140人泊÷全国の米国客17,217,950人泊です。中国客では30.2%でした。
約554倍
1位東京都と47位福井県の差
60,115,730人泊÷108,550人泊で計算しました。
5.21人泊
米国客1人あたりの延べ宿泊(目安)
国籍別の延べ宿泊者数17,217,950人泊÷訪日客3,306,820人です。豪州は6.04人泊、韓国は1.87人泊でした。
国籍別の数値は観光庁「宿泊旅行統計調査 報告書(2025年)」表11と報道発表資料の値で、従業者10人以上の施設の集計です。全施設の値より小さく出るため、1人あたりの延べ宿泊は目安です。訪日客数はJNTO「2025年 国籍別 / 目的別 訪日外客数(確定値)」の値です。全国の増加分に占める都道府県の割合(北海道19.3%・沖縄県14.7%など)は、観光庁の報道発表資料の2025年・2024年の値から計算しました。
外国人宿泊の小ネタ
小ネタ
2019年比で最も伸びたのは愛媛県
愛媛県の2019年比は+168.6%で、47都道府県で最大です。2位は石川県の+117.6%、3位は東京都の+104.8%でした。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料小ネタ
8府県はコロナ前に届かない
2019年比がマイナスなのは、千葉県・静岡県・三重県・滋賀県・奈良県・佐賀県・宮崎県・鹿児島県の8府県です。最も大きく下回るのは佐賀県の-30.0%です。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料小ネタ
伸び率1位の鳥取県も2019年比は+10.3%
前年比+72.0%で全国1位の鳥取県も、2019年比は+10.3%です。三重県は前年比+57.7%でも、2019年比はまだ-2.2%です。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料小ネタ
いちばん埋まる宿は大阪のビジネスホテル
施設タイプ別の客室稼働率で、大阪府のビジネスホテル82.9%が都道府県別の最高でした(全国平均75.3%)。旅館の1位は香川県の54.0%です。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料小ネタ
韓国客の16.3%は福岡県に泊まる
全国の韓国客の延べ宿泊17,731,300人泊のうち、福岡県は2,883,440人泊で16.3%です。大阪府の2,835,280人泊をわずかに上回りました。
出典:観光庁「宿泊旅行統計調査 報告書(2025年)」表11みんなの声
外国人の宿泊が多い府県では、訪れた人への満足度調査も行われています。
調査の結果
京都は満足した外国人が9割超
京都市の2025年の調査では、京都観光に満足した外国人は9割を超えました。親しい人に京都観光を勧めたい外国人も約9割います。
出典:京都市産業観光局「令和7(2025)年 京都観光総合調査」調査の結果
沖縄は安心・安全への満足が高い
沖縄県の調査で満足の割合が高かったのは、安心・安全88.6%、おもてなし82.4%、宿泊施設82.3%でした。
出典:沖縄県「令和6年度外国人観光客実態調査」報告書1気になる声
沖縄は言葉と案内表示が課題
同じ調査で低かったのは、外国語対応63.7%、案内表記のわかりやすさ67.9%、両替の利便性69.2%でした。
出典:沖縄県「令和6年度外国人観光客実態調査」報告書1気になる声
都市部ほど混雑で困っている
観光庁の調査で混雑に困った割合は、都市部だけを訪れた人で14%、地方部だけの人で6%でした。混雑に困った人の66%は、スムーズに移動できなかったと答えています。
出典:観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査」令和7年度 報道発表資料気になる声
都市は鉄道、地方はバスで迷う
交通機関で困った場所は、都市部では新幹線以外の鉄道が73%、地方部ではバスが42%でした。SNSや地図アプリの投稿でも、バスの乗り換えや荷物置き場の不足への不満が見られます。
出典:観光庁「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査」令和7年度 別添資料公開されている口コミ・レビュー・調査を編集部が読んで要約したもので、感じ方には個人差があります。順位の計算には使っていません。
伸び率が大きかった県 鳥取県+72.0%・新潟県+60.6%
伸び率の上位は地方の県が占めました。三大都市圏の+5.1%に対し、地方部は+19.1%です。
- 鳥取県 45位→42位
- 富山県 36位→31位
- 島根県 最下位を脱出
- 群馬県 -16.7%
| 都道府県 | 前年比 | 順位の変化 |
|---|---|---|
| 鳥取県 | +72.0% | 45→42位 |
| 新潟県 | +60.6% | 24→22位 |
| 三重県 | +57.7% | 37→32位 |
| 富山県 | +54.5% | 36→31位 |
| 島根県 | +36.5% | 47→46位 |
| 沖縄県 | +32.8% | 6→5位 |
| 群馬県 | -16.7% | 28→33位 |
| 滋賀県 | -8.6% | 32→37位 |
| 大分県 | -4.9% | 16→18位 |
| 大阪府 | -3.5% | 2→2位 |
上の6県が伸び率の大きい県、下の4府県が減少の大きい府県です。群馬県の-16.7%は減少率が全国で最も大きくなりました。三大都市圏は東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫の8都府県で、2025年の外国人延べ宿泊者数は11,936万人泊(シェア66.3%)、地方部は6,056万人泊(33.7%)です。
国籍別に見た上位の都道府県
8か国・地域すべてで1位は東京都です。2位の県は国籍によって変わります。
全国の外国人延べ宿泊者数を国籍別に見ると、1位は中国の30,357,910人泊、2位台湾19,971,870人泊、3位韓国17,731,300人泊、4位米国17,217,950人泊です。上位5か国・地域で約59.6%を占めます。
2位の県は、中国客が大阪府、台湾客が北海道、韓国客と香港客が福岡県、米国客が京都府でした。近畿の府県ごとの最多国籍は、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県が中国、滋賀県だけが台湾(25.0%)です(近畿運輸局)。
| 国・地域 | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|
| 中国 | 東京都 | 大阪府 | 京都府 |
| 台湾 | 東京都 | 北海道 | 大阪府 |
| 韓国 | 東京都 | 福岡県 | 大阪府 |
| 米国 | 東京都 | 京都府 | 大阪府 |
| 香港 | 東京都 | 福岡県 | 大阪府 |
| 豪州 | 東京都 | 大阪府 | 京都府 |
| タイ | 東京都 | 大阪府 | 北海道 |
| シンガポール | 東京都 | 大阪府 | 北海道 |
国籍別の数値は従業者数10人以上の施設の集計で、国籍別の合計(154,254,100人泊)は全国の外国人延べ宿泊者数(179,922,130人泊)と一致しません。豪州はオーストラリアです。出典は観光庁「宿泊旅行統計調査 報告書(2025年)」表11です。
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宿泊者に占める外国人の割合
全国平均は27.2%です。東京都と京都府は半分を超え、福井県は約2.8%でした。
日本人を含めた延べ宿泊者数の1位も東京都で107,900,610人泊です。2位大阪府、3位北海道、4位沖縄県、5位京都府と続きます。京都府は全体では5位ですが、外国人に限ると3位に上がります。
| 都道府県 | 外国人の割合 | 外国人順位 | 全体順位 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 55.7% | 1位 | 1位 |
| 京都府 | 55.2% | 3位 | 5位 |
| 大阪府 | 41.7% | 2位 | 2位 |
| 福岡県 | 33.0% | 6位 | 8位 |
| 北海道 | 28.6% | 4位 | 3位 |
| 山梨県 | 27.7% | 10位 | 17位 |
| 沖縄県 | 27.2% | 5位 | 4位 |
| 千葉県 | 15.5% | 9位 | 6位 |
| 栃木県 | 4.3% | 29位 | 14位 |
| 福井県 | 2.8% | 47位 | 37位 |
外国人の割合は「外国人延べ宿泊者数÷延べ宿泊者数(日本人+外国人)」の編集部計算です。割合の高い上位7都道府県と、千葉県・栃木県・福井県を抜き出しました。全体順位は日本人を含めた延べ宿泊者数の順位で、福井県は3,929,570人泊です。栃木県は全体で14位ですが、外国人に限ると29位になります。
よくある質問
2025年に外国人の宿泊が最も多かった都道府県は?
東京都で60,115,730人泊(前年比+5.8%)です。2位は大阪府の24,517,740人泊、3位は京都府の18,291,230人泊でした。
2025年の外国人延べ宿泊者数は全国で何人泊?
179,922,130人泊で過去最高です。前年比+9.4%、2019年比+55.6%で、延べ宿泊者全体の27.2%が外国人でした。
外国人の宿泊が多い国・地域は?
1位中国(30,357,910人泊)、2位台湾、3位韓国、4位米国、5位香港です。上位5か国・地域で約59.6%を占めます(従業者数10人以上の施設の集計)。
外国人の宿泊が最も伸びた県は?
鳥取県で前年比+72.0%です。2位は新潟県の+60.6%、3位は三重県の+57.7%でした。三大都市圏(8都府県)の+5.1%に対し、地方部は+19.1%伸びています。
延べ宿泊者数とは?速報値と確定値の違いは?
宿泊者数×宿泊数の合計で、単位は人泊です。速報値(2026年2月27日公表)に、その後回収した調査票を加えて再集計したのが確定値(2026年7月6日公表)です。外国人は速報17,787万人泊、確定17,992万人泊でした。
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データの出典
- 観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・年間値(確定値))」報道発表資料
- 観光庁「宿泊旅行統計調査 報告書(2025年)」表11 国籍別上位5都道府県
- 観光庁「宿泊旅行統計調査(2024年・年間値(確定値))」報道発表資料
- 観光庁「宿泊旅行統計調査 2024年確定年間推移表 正誤表」
- 近畿運輸局「2025年(令和7年)宿泊旅行統計(確定値)」
- 観光庁 宿泊旅行統計調査(統計ページ)
最終更新:2026年10月25日





